君主論

君主論 (講談社学術文庫)

君主論 (講談社学術文庫)

 ぐっちさんのツイートとかブログで書かれてるのを見て、読みたくなって早速読んでみた。マキャヴェッリは、とてつもなくリアリストだった。訳者がまえがきで

歴史の裂け目においてこの種の「危機の政治学」にしばしば出番が回ってくる。

と書いてるように時代は変われども、これからも読まれ続けるんでしょう。


 マキャヴェッリ君主論を書いた時代と状況は同じではないが、本質的な部分では人間はあまり変わってない。現在でも非論理的で権謀術数を説く人は人気を得ることは難しいとは思うけど、マキャヴェッリは極めて冷静に過去の実例・現在の状況を分析している。それだけでなく新しい君主像についても。この本は時折じっくり読んで咀嚼しながら再度読みたい。読むたびに新たな事に気がつかせてくれそうな気がする。


 日本の歴史についての本は好んで良く読むけど、これを機会にもっと世界の歴史について学ぼうかな。どの辺から入ろうかなと考えるけど。塩野七生先生あたりから入って行こうかな。

君主論読んでこちらも合わせて今読んでるとこ。