全脳思考

全脳思考

全脳思考

ビジネス課題への解決プロセスのフレームワークとか
そういうのを駆使して思考していくだけでは、足りず
その先を行く思考を生み出すプロセスについて書かれた本です。
個人的には水平思考とかとかは違うのかな?などと思いながら
読みました。


すべて読んでみて、自分の腑にすべて落ちたかというと、
いまいちピンと来ないところがあったりしましたが、
これからのビジネススキルは、論理的な思考・分析だけではなく、
プラスαの何か?を求められる時代だというのは分かります。
特に先進国で売れるもの、ヒットするもの、流行るものは、過去のように、
品質がイイとか便利だとかだけでは物が売れない。
過去の知識・経験がすぐに陳腐化する時代なので、過去からの分析・ケーススタディ
は役に立たないことが多いと思います。


むしろ、偶然のイノベーションのようなものの方が良かったりするが
それを定型化して大量生産することは難しいと思います。
価値創造の分野になると、その組織が持ってる文化だったり、
経営者の信念だったりすることが多い、いやむしろ、どういう組織から
生まれてくるかさえ、分からないことが多いと思います。


ビジネス経験とかからだけで判断するだけではなく、個人の人生・趣味・志向
あらゆるものを総動員して思考する場と時間を共有しないと生まれない気がします。


そんな環境はどこだ?シリコンバレーか?とか思ったけど、OSSの世界なんて
まさしくそうじゃないなんてちょっと思いました。俺とかはOSSの世界から
生まれた物で禄を食んでるだけだけど、OSSだけじゃなくても、社内とかでも
自分の思考とか考えを自分だけに納めてる時点でそれ以上でも、それ以下でも
なく、誰かと共有できたときに結果と行動がついてくるのかもしれないですね。


ちなみに、本書は営業とか経営戦略とかマーケティングとかについて
書かれてるもので、自分のように仕事とか職種が違う自分が読んで
考えたことなんで、あしからずです。。