はじめての上流工程をやり抜くための本

はじめての上流工程をやり抜くための本 (エンジニア道場)

はじめての上流工程をやり抜くための本 (エンジニア道場)

 上流・下流工程などと、分けたくないですが、いわゆる設計までを含む工程のノウハウ本です。主に業務で使用する情報システムのシステム化企画、要件定義、基本設計までを、システムの依頼主である顧客とどう要件を確定させ、実装できるまでをどうやり切るか、について書かれている。

 
 要件定義、基本設計の粒度ほど、やる人で差が出る工程もないのでは。勿論PJの命運を一番左右するフェーズでもある。個人的にであるが、どちらかというと、予算を気にしながら作業をするフェーズ。実装フェーズで一番気になるのは納期。要件、設計フェーズで気になるのは、予算とスケジュール。アジャイル開発などでは、全てのフェーズで納期、予算、スケジュールは気にするのかもしれない。


 様々なことを、色々なことを石橋を叩くように気にしながら、システム開発は進めないと行けないが、開発メンバーが増えるに連れて。。。しかし、立てた予定に対して、コミットする「意志」というのもそれと同じくらい大事だろう。設計フェーズでも同様で、決して実装に対してしわ寄せが行ってしまう様な事が起きないようにしないといけない。