モチベーションやテンションは高けりゃいいのか

モチベーションとかテンションが高いと言われることは、褒め言葉に聞こえますが、本当にそうなのでしょうか。

上に行く人間の業をなめんじゃねぇ - 常夏島日記 上に行く人間の業をなめんじゃねぇ - 常夏島日記 上に行く人間の業をなめんじゃねぇ - 常夏島日記 このエントリーをはてなブックマークに追加

「上」に行く人間はさ、「社会人なら一度は閉鎖病棟に入るくらいの激務経験」をしてるんだよ。だけど、その本人は、どういうわけか普通の社会人なら閉鎖病棟行きのような過酷な経験をしても何故か閉鎖病棟に行くようなダメージを食らわないんだよ。

こういう人たちは本当にいるし、どこの企業でも、若い20代〜30代前半ぐらいまでは、これぐらいの仕事のテンションを求めるところはありそうです。めちゃくちゃタフに働いてもダメージを食わずにいる人達は、その組織のメインストリームを歩む人たちになることが多いでしょう。
諦めて、決定的なダメージを食らう前に、働き方をセーブしてそこそこのポジションで働くというのがほとんどの人達です。

思うにこういう人たちのように、モチベーションや意識の高さでどうにかなっているとは到底思えず、中にはそういう人がいるのかもしれないですが、努力や能力で勝負してもどうにもならないということはありそうです。

仕事が好きとか嫌いとかどうこうは関係なく働く人達はいて、モチベーションとかテンションとか関係なく優秀で、できる人というのが稀にいます。そういう人が便利だし、信頼できるからよりさらに多くの仕事、上の仕事を与えるようになります。

若い時に忙しい仕事・無茶ぶりな仕事(その能力に見合わない)を任されている人たちは、お試し期間でもあるということになりそうです。

個人で考えると、会社の都合で泥のように働かされているという風に見えますが、そういう経験をして、他の会社でも仕事ができるような経験を身につけることもできるかと思います。組織の考えとしては、誰が這い上がってくるかを選別している状態でしょう。

サラリーマンを選択せずに、起業した場合でも同じような事は言えます。そして、これほど働いても、何者になれるかどうかは、運次第ということも多そうです。