予測というよりも世界の現状認識を知るための本

2050年の世界 英『エコノミスト』誌は予測する

2050年の世界 英『エコノミスト』誌は予測する

最近めっきり紙の本を読まなくなったのですが、久々に読みました。世界がどうなるかなんて、自分の人生にどれだけ影響があるんだよ、、なんて思いつつも、正月気分で、ちょっと大きなことを考えて「現状理解を知る」ということで、科学、政治、人口、経済、女性、などの20の分野で2050年までの世界を予想している本書は、予測というよりも、現状認識について理解するために勉強になりそうです。

本書の内容はググれば概要がたくさん出てくるので、端折りますが、この手の予想は、どんな専門家が集まって将来予測を行なっても外れることが大半であることは本書でも述べています。

外れる予想を読んでどうなるの?となるかもしれませんが、大半の見通しが間違っている時に、少数派が優位になるために何をすべきかを考える際に、今の世の中の大半の現状認識を知るってことは、非常に大事でしょうね。

あと、将来の人生設計を考える時に、どういう世の中になっているかを想像すると思うので、その際に参考になるだろうし、2050年には、自分の子供は、41歳になっていて、自分は70歳過ぎているので、その頃どういう生活しているんだろうかなんて考えると今から何をしなきゃなんて考えるキッカケになるかもしれません。分かっている現実をより理解し、知るということは、まだまだ必要ですね。