名ばかり管理職プロジェクトマネージャーは辛いよ?

プロジェクト・マネジャーが知るべき97のこと

プロジェクト・マネジャーが知るべき97のこと

プロジェクトマネージャーとはどういう人たちを言うのだろうか。名ばかり管理職で、実際には何も裁量がなく、会社から言われた事、ステークホルダーから言われたことの調整役でつまらない仕事の代表ではないだろうか?

かつては、こんな風に考えていた仕事を、ここ数年専任でずっとしている。最近の感想は、やっぱり想像していたことと何ら変わらない。
資源・お金・技術・気力・体力はいつも足りない。メンバーはマネージャーの評価を言えるが、マネージャーがメンバーの評価をすることはチームを考えると良くない。成功したらメンバーのおかげ、失敗したら、マネージャーの仕切り・進め方・体制のせい。(成功した場合の評価は一番受けるのであるが、それは圧の問題で、ステークホルダ(利害関係者)からの評価が得やすいのはプロマネであることは多いと思う。しかし、それが広く評価されているように見えるかは別だ。)

しかし、プロマネは、そんなプロジェクト毎の難題と対峙し、いかに解決するかで存在価値を評価されます。日々発生する難題・課題について簡単にさくさくとさばいてもらうことが期待される。すべてを満たすのは全く簡単なことではないですが、それが責務だとすれば、持っているものをすべて出し切る覚悟で、プロジェクトの遂行にあたる他ない。
そのためには、全知全能な人はいないので、色々なヒントを受け入れることが必要だ。そのための優れたコラム集である。読みながら、思わず「うんうん」と納得してしまった。

プロマネを目指す人、現在やっていて苦労している人、仕方なくやらされている人、そして今のプロジェクトのプロマネに不満があるエンジニアが読んでみることをお勧めする。

これまでリーダーシップなりを発揮して、社会人になるまで生きてきた事はないので、プロマネみたいなことを仕事としてできることは、なりたくてもなれるものではないとので、楽しんではおりますが。