ソーシャル転職?いやいやまだまだマイナーでしょう

結論から言うと、戦後の経済成長時期ほどではないにしろ、一部の例外を除き、「いい大学を出て、いい会社・組織」に入るということは、まだまだこの日本では、通用する常識だし、メインストリームになるには一番の近道だと思います。
最近では、採用する側のルールに従わざるを得ない就活に疑問を抱く学生が、「就活デモ」をしたりしているようです。採用する側も、良い人材を得ようと通年採用を採用したり、新卒一括採用を辞めたりしている企業があるようですね。

ソーシャル転職・ソーシャル就職活動と言われるような、個人の研究や日々の活動をネットにアップして、そこから興味を持った企業にアクセスしてもらい就職するというような事が増えているとは思いますが、まだまだマイナーでしょうし、そもそも、日本の学生はポテンシャル採用という可能性に投資するというスタイルです。

そのため、専門職でもない限りは、新卒一括採用でできるだけ高学歴の学生を採用するという制度は、入社後に研修を行い、ふるいをかけていくという手法から考えると、非常に効率的だと思いますし、足りない人材は、フリーランスなどの専門家などに頼むことで補えば充分です。

むしろ、新卒一括採用は無くしてもいいと思っている企業はたくさんあると思います。ではなぜ、無くさないのでしょうか、おそらく優秀な社畜を育てるためには、新卒からずーっと入って、会社のために、嫌な仕事も粘り強く働いてくれる人が企業には必要だからです。理不尽なことでも、成長できる環境だと信じてやまない人たちが必要です。

こういった視点で人材を捉えるのであれば、今の日本のメインストリームに属する人たちは、大学と会社名は大事です。それ以外で、その個人の力量を測るのであれば、学生たちには分が悪い感じがします。社員になることを焦り、不景気コンテンツに煽られ、ブラック企業に入ってしまう不幸もあります。

特に、何も人生で成したいことがなく、なりたいものがないのであれば、しっかり勉強していい大学と呼ばれる大学に入り、それなりに勉強して、そこそこ友人たちとも交流して、上場企業に合わせて、就活対策をして、入社し、そこで素晴らしいビジネス経験を歯を食いしばって積めば、幸せな生活を手にするためには、かつてほどではないにしても、まだまだコンテンツ力ある生活を謳歌できると思います。