日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか
- 作者: 竹田恒泰
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2010/12
- メディア: 新書
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海外には、新婚旅行などでちょっと行ったぐらいで、海外生活に憧れるわけでもなく、世界と仕事をしている実感もなく生活している自分からすると、日本の文化が世界で注目されているというのは果たしてどこまで本当なのか?と逆に思ってしまいます。
本書ではミシュランガイドで3つ星の数が東京はパリを抜いた、漫画が世界を席巻する、Cool JAPANなどの話が出てきますが市井の民からすると、ミシュランガイドに出てくる店に行くことはあまりないし、マンガは面白いけど庶民の娯楽で、国が政策うんぬんとかに組み入れることはどうなんだ?と思います。
もちろん、それぞれに人によって好きなものとそうじゃない物があっていいのですが、いい大人が世界で売りだそうと必死な感じが、、ちょっと違和感を感じます。
とはいえ、先進国になり豊かになった日本は、これから国家戦略として文化を創り上げた訳ではないのですが、世界から尊敬される文化を持っているということは、豊かになる人口が増えて、より高付加価値を求められる世の中になると文化の優位性がそのまま国際競争力に繋がることはありそうです。
食文化にしろ、漫画などにしろ、日本で生まれ育ち学んだことに優位性があることに気がつかないことが、日本人の優位性かもしれないですが。