プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル―論理と知覚を磨く5つの極意

プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル―論理と知覚を磨く5つの極意

プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル―論理と知覚を磨く5つの極意

PMBOKの話がメインなのかと思いましたが、PMBOKについては、詳しくは知りませんが・・・。
 
暗黙知形式知にしたもの。プロジェクトにおいて、タスク管理、スケジュールなどが見えていると、外から見ると問題なく進行しているように見えることが多いですが、実は、その個々のタスクでみるとプロジェクトにより、成熟度はバラバラなことがよくあります。個々のメンバーの成熟度もありますが、プロジェクト全体の成熟度とも関係がありそうです。おそらく暗黙知の成熟度具合によって差がでるのが、一番大きいでしょう。PMBOKは、その熟練した開発者たちの暗黙知を、形式知にしたものです。
 
本書では、ドラッカーの引用が多くされています。ドラッカーは人と組織を研究してきた人ですから、形式だけの管理だけではダメだと言います。組織は人なりと言われるように、人が仕事をしている以上、暗黙知が積み重なっているチームはより効率的に、成熟した仕事を行うことができると思います。プロジェクトマジネメントは、形式知暗黙知のバランスをうまく取りながら、進めて行く事が重要になるのだと思います。