Google問題の核心――開かれた検索システムのために

Google問題の核心――開かれた検索システムのために

Google問題の核心――開かれた検索システムのために

Googleだけで、本当に良いのか?Googleが抱える問題点と新しい検索システムについての提案について書かれています。Googleが巨大になり、社会的インフラになりつつある今だから、もっとGoogleについてや、検索結果を出す仕組みについても理解しておくことは大事だと。
 
仮にGoogleの情報を、せいぜい検索結果の3ページほどしか大半の人は、閲覧しないと言われていても、そこまでの情報で満足する人もいれば、それ以上を求める人もいます。それはGoogleなどで、広く検索して情報を収集できる以前でもそうだったはずです。
 
テレビについてかつて、皆が画一的で同じ情報を持つことが白痴化を招くと、心配されたようにGoogleなどの検索結果についても同様のことを心配する人もいるかもしれません。情報については、信頼はするけど、気になれば検証するというのが、今の時代だと思います。検証するという意味では、ネットを使える以前と現在では、雲泥の差だと思います。この先と考えると、たしかに、皆が同じような情報で満足してしまうということはあり得なくもないですが。
 
現在はソーシャルメディアなどで、個人が情報を発信する時代です。大きなメディアが発信していることが、正しいか正しくないか、本当なのか?などは、情報元にアクセスすることは容易になってきています。政府の公式見解やら、インタビューなども、マスメディアを通すと歪んで伝わる可能性はあります。そういう情報を求めているのは、市民だ、ということもあるのでしょうが。マスメディアが流す情報に対して、不信感を持ったのならば、公式見解の全文などをネットで確認すればいいのだと思います。
 
情報を個人が持って、交換することが場所などの制約によらずに、容易になったということは、その分賢明にならないといけないということを意味するのだと思います。賢明になるためには、現在自分が使っているツールについてぐらいは、ある程度見識がある方がいいでしょう。問題点も含めて、と思いました。