これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学

これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学

これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学

 NHKのテレビで見て、面白そうとか思って図書館で思わず予約しました。結構売れているようです、この本。ハーバード大学とかってどうやって入学できるかも分からないですが、そういう人たちがこぞって聴講する人気講義を、テレビなどで無料で聞けるなんて素晴らしい。
 でも見始めて、最初の10分ぐらいでテレビで見ていた時は、自分は飽きてしまいました。なので本で読むほうが自分には合ってる気がします。サンデル教授の話を聞いてても、おそらく自分は寝むくなってしまいそうな気がします。正直毎週見てても、どれも同じ話に聞こえてしまう。もちろん、俺のような哲学に素養がないからそう思うだけで、、しかし、日本でも興味がある人が多いというのは、意外な感じ。
 有名人やらを、こぞって叩く日本は、もっと清廉主義な気もしていましたが、自分の常識、価値観などの枠内だけで、世の中を見ない人が増えて来たということなんでしょうか。個人的には多いに賛成したいところです。


 テレビでサンデル教授の講義を見ていて、こんな事をふと思った。こうやってネットや本、テレビなどで、サンデル教授の講義が聞けるなら、大学の意味があるのか、大学で勉強した強みはこれからの時代あるんだろうか?とはいえ、学費を無償化などして、入学障壁を下げて、出るときにふるいをかけて、猛烈に厳しい課題を与えて、社会に出たら直結するような教育を施すのであれば別でしょうが。欧米はそんな感じっぽい。日本は逆ですね。


 企業だって、新卒一括採用が効率がいいからやっているのかもしれないけど、実際は、書類と面接なんかで採用を決める以外のいいやり方があれば、採用したいだろう。今は、せいぜいインターンとか、そういうレベル。今後はまだまだ少ないだろうけど、ブログなどで、自分の活動を書くことで、企業の目に止まるとかそういう動きが活発になっていくんだろう。実際自分も、ブログ、twitter経由で、声をかけて、会社に面接に来てもらったりしたことがある。そのうち就職活動の一環として、自分のブログを持つなんてのは当たり前になるかもしれない。趣味とか興味があるなんて、ブログを読んだら一発で分かりそうなもんだ。何に興味があるかとかも。なので、自分の子どもへは、ITの教育を施してあげることが、親としての責務なんじゃないかと最近思ったりする。使うことはあっという間に覚えるだろうけど、仕組みを知りたくなるかは、また別だよな。。とも思う。