仕事ってゴールを決める人が求められるよね。

4月ももうすぐ終わり、社会に出てこれから学ぶことや、身に付けたい技術など考えてる若い人は多いと思います。15年くらい社会で働いてる私から、これから身に付けておいた方がいい考え方やスキルについて書いてみたいと思います。

 
職種や業界によって求められる専門性も違うだろうし、組織や所属しているチームによっても違うとは思いますが、最終的に必要になるのは、終わらせる能力だと思います。なーんだそんなもんか?と思われるかもしれませんが、与えられた自分の仕事だけの達成能力ではなく、関わっているであろう全ての事案についての完了についてのコミット、もしくは積極的に完了に向けて関わり、当事者意識をもって進める事です。
 
とはいえ、一口に完了と言っても、人や立場によって定義が違います。そもそもある仕事の完了の定義を決めれるだけになるまでも経験や勉強は必要です。さらに、その完了までに仕事を粛々と進めていくというのは、さらに難易度が上がるように見えます。
一般的には、完了の定義を決める人の方が目立ちますが、現実は、目の前にある課題や問題をクロージングしてくれる人の方が、評価されます。
 
世の中で圧倒的に多いのは、完了の定義だけみて、それに到達していないと、後でなんでなんで?と聞く人をなんで星人と呼んでます。なんで?どうして?を繰り返して煽るだけの人の方が多いです。しかし、これは仕方のないことです。今度気が向いたらそれについても書いてみたいところですが、今日は完了達成力について書きます。ちなみに、私も無意識に使っていることがあるので、そういう言葉を吐いた後に反省していますが、意識していてもつい使ってしまうので、意識してない人はたくさんいそうなので、これから先輩や、上司などに言われたら、星人が出たと思うようにしてください。その人たちは、経緯や理由を知りたいだけというのが殆どです。
 
さて、話を戻して実際には、大体のお仕事というのは、自分のタスクが終わったのに、他の人の分までしないといけない。急な対応が入って終わらなくなった、自分の仕事が進んでいかない、など、邪魔な余計な仕事が突発的に入ってくることにストレスが溜まる事でしょう。自分にとって取るに足りないと思っている仕事、あまり勉強にならないこと、面倒なこと、やりたくないこと。こういった仕事をこなしながら、本当にこの仕事や会社で、自分がしたかった事ができるんだろうか?そんな悩みにさいなまされるかとは思います。そんな時は、完了の定義を意識してそのタスクに取り組んでみてください。その仕事を完了するというのは、目的を見定めるのと、仕事を定義することです。振られた仕事もじつは振った方が、考えていなかったり、とりあえず流しているだけということはよくあります。そこで、本当にこのタスクは必要なのか?行うことでどう結果に影響するか?をほんの少し考えて、提案や質問するだけで、単純な意味のないと思う仕事から意味のある結果に変わります。
 
つまり、完了の定義をする権限でも、役割でもないと思って参加していても、ゴールを決めれるし、完了の再定義もいくらでもできるチャンスはあると思います、多分。ゴールをいつも決めたくても決められないんですけどね、
 
最後に、ここまで書いておいてなんですが、完了したと思ったら、未完了というのが現実で、完了したら、また次の完了を定義して進んで行くということだけです。じゃあ、完了って何よ?と突っ込まれるかもしれませんが、それについてはまた気が向いたら書いてみます。