「やりたい事を見つけなさい」は残酷だったなあと思う

10代の頃、学校や親から、「好きな事・やりたい事をしなさい」と言われた記憶があるが、今思えば残酷な事を言うものだなと思う。言っている方も言われる方も、それほど意識的に言ってないのかもしれないが。

そもそも、自分もそうだが、やりたいことなんてそんなにすぐに見つからないし、すぐに変わる。好きな食べ物も、好きな酒もすぐに変わる。昔からずっと好きだったものでも、また変わったりする。

それぐらい、世の中の環境や、身の周りの環境が変われば、考え方や生き方なんて変わるものだと思う。

やりたくてしている仕事よりも、やらされている人の方ができたりするし、楽しみ方を知っていたりする。自分でやりたい事を仕事にする努力よりも、すでにある仕事を、いかに楽しむかという方が、圧倒的に楽じゃないの?って気がする。イノベーションを起こし創造的破壊が生むのは、一体どれくらいの人たちで割合としてはどれくらいなんだろうか。

やりたい事が見つからないのであれば、勉強して、世の中の仕組みや歴史、お金の流れでも知って、空気読んで会社でも入って仕事していたほうが、楽に生きることができると最近よく考える。