Javaルールブック ~読みやすく効率的なコードの原則

Javaルールブック ?読みやすく効率的なコードの原則

Javaルールブック ?読みやすく効率的なコードの原則

コーディングの心得5カ条として以下を挙げています。

  1. 見やすさを重視せよ
  2. ネーミングはわかりやすく
  3. サンプルは鵜呑みにしない
  4. 同じコードを2度書かない
  5. 役割は1つに

シンプル・イズ・ベストと言われるように、シンプルなルールの方が分かりやすいが、守るのも難しいものだったりします。こちらは、2004年の出版された「超図解Javaルールブック」の改訂版にあたります。Java6以上が対象で、想定するアプリは、Webアプリやデスクトップアプリなどで、最近Androidアプリを仕事で作ることも徐々に増えてきてはいると思いますが、モバイルデバイス上での開発は含まないそうです。

本書は、実用的に使えるようになっていて、目次からルール一覧を参照でき、各ルールには重要度を5段階で表記しているので基準も分かりやすいので、そのままコーディングルールとしてすぐに使えるものだと思います。一からルールを作らないといけない場合はそのまま使えばいいですし、すでにコーディング標準があるところでも、参考にして追加・改編することでも使えそうです。

こういったルールを単純に決まりとしてだけではなく、そうなる理由をしっかり理解することで、ルール自体を状況に合わせてカスタマイズ、変更することができたほうがよいと思います。
Javaに限らず、プログラミング言語の仕様もバージョンごとにどんどん変わっていきますし、最近は、他言語のよい仕様を取り入れたりなどで、お互いに様々な影響を与え合って最近は進化していると思うので、ルールも状況に合わせて柔軟によりよい方向に変えたいところです。

プログラミングは、動作するためのツールとはいえ、システムの仕様でもあり、読み物でもあると思っているので、後から他人が読むためにルールが統一されていて、可読性が高いというのは非常に大事なことだと思います。
*1

*1:テストコードがある、仕様書がしっかりしている、フレームワークなどが妙なカスタマイズされていない、使われていないということも大事だと思います。