家計管理は現状の把握と目的に向けての仕組み作りが大事

正月休みってなぜか、こういうの読みたくなるんですよね。仕組み、システムについては書かれている家計簿本はいくつかありますが、現状把握、真実を出すことについて書かれているものは読んだ事がありませんでした。「財産目録」「予算収支」ノートの部分は参考にしたいです。

正しい家計管理

正しい家計管理

内容説明
家計簿は必要ない。黒字システムを作るだけ。これまでの家計管理、市販の家計簿に挫折したすべての人へ。家計の経営は一生の仕事です。絶対に倒産は許されません。お金のことを気にせず暮らすための、「正しいしくみ」作り。

【目次】

はじめに

【第1章】家計管理の目的

・「正しくない」家計管理
・家族が求める「価値」を定義する
・生涯で稼げるお金には限りがある
・だから「予算」は難しい
・どんぶり勘定は恐ろしい
・会社経営の会計を家計管理のお手本にする
・純資産を増やす
・家計簿の意味
・預金は「管理不能支出」に入れる
・クレジットカードの考え方
・ダブルインカム家計は「一元化」が成功のカギ
・自分の頭で考え、試行錯誤し、「黒字システム」を作る


【第2章】家計の実態を把握する

・家計の真実を把握する
・ノートを2冊用意する
・ノートは手書き
・毎月必ず「現状把握」
・プラスの財産・マイナスの財産を書き出す
・財産目録でわかること
・口座と預金を整理しておく
・昨年の年間収支実績表を作成する
・昨年の収支実績表が作成できなかった人へ
・大きな支出を把握する
・1年間の予測可能な特別支出を算出する
・短期的に家計を考えるためのデータ


【第3章】予算を立てる

・収入予算が大切
・「未来」を現金収支で表現するのが予算編成
・予算は1年単位で考える
・1年間の「収入予算」を立てる
・強制預金額を決める
・ボーナスの支出予算を組む
・管理不能支出を書き入れる
・管理が苦手な人は、光熱費などを「固定化」する
・行動計画を費目で表現
・「あとから知りたい支出」を費目化
・費目の数は5つ以内
・「特別支出」も記入
・不確実性を予算に織り込む
・お小遣いの考え方
・現段階では予算オーバー可
・使えるお金が少なすぎるときの考え方


【第4章】管理不能支出を深く見直す

・支出の性格
・削るべきは「管理可能支出」より「管理不能支出」
・「減らす」より「やめる」
・腹をくくらなければできない
・価値感のメガネをかけ替える
・ゼロベース予算はワンポケット
・固定支出を気軽に増やさない
・成果を出すには、取捨選択が必要
・住宅ローンの考え方
・ほかにやめられるものはないか
・出したい成果が見つかるまでお金を使わない


【第5章】管理の手順

・3つの原則をもう一度確認
・予算を確定させる
・「予算・収支ノート」に年次・月次の予算&収支表を作成する
・現金とノートは必ず1対1に
・銀行口座を2つ開設
・家計は2つの口座で管理する
・口座を分けるメリット
・支払専用口座を総合口座にする意味
・財布は2つ用意する
・管理の手順
・封筒を使って上限管理
・月初めにやるべきこと
・締日にやるべきこと
・管理のしかたをルール化
・クレジットカード2つの管理方法
・予算オーバーのときだけ支出を細かく書き出す
・余ったお金の管理
・複合費という考え方
・個人のお小遣いは総合口座で管理する
・預金口座の考え方
・使えないしかけを作る
・完璧を目指さない
・予算は半年に一度見直す
・価値観とお金の使い方のズレを見直す
・年間予算表に「実績」を書き入れ予算が達成できたか確かめる


【第6章】中・長期の家計管理

・中期・長期のプランを立てる
・人生の北極星を持つ
・「予算・収支ノート」に10年間の支出予測表を作成する
・10年間の支出予測表の使い方
・「いつ貯めるか」を考える
・強制預金額を再考する
・「財産目録ノート」に10年後と定年後の財産目録を作ってみる
・「現在」「10年後」「定年後」の財産目録に整合性を持たせる
・生涯のマネー・プランをどう考えるか


【第7章】おさらい~価値と幸福とお金の関係

・収入の多さではなく、1時間あたりの満足度が幸福度を決める
・自分と家族の幸福度を追求する
・お金ではなく、価値を追う
・人生のピークは60歳