グラウンドにはゼニが落ちている
- 作者: 森高夕次,アダチケイジ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/05/23
- メディア: コミック
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所詮プロは金であるし、結果を出してナンボ。一見華やかに見えるプロの世界だが、そこで選ばれた選手達が、いかにしのぎを削って生きていくのか。この漫画を読んでから、また野球を見るのが楽しくなった。野球選手もお金のため、生活のためにやっているのだから、その視点で見るのはまたひと味違う。
同じような実力があるもの同士が、いかに相手と差をつけるために、努力するのか、考えているのかというような人間ドラマを見ているのだと思うと、またさらに面白い。
どちらかというと野球好きの中でも、どちらかというと、玄人好みのマンガだが、プロ野球選手たちも仕事のプロだという視点でみれば、仕事への取り組み方については参考になる。現在の日本は、会社に就職すれば、自分のもらう「カネ」や将来のことを何も考えずに、自分の会社の仕事に専念さえしていればよかった時代ではないのである。ゼニが落ちているところから、どう自分がそのゼニを、どうやって、もらうかを考え続けることが大事なんだと思う。