新社会人に贈る言葉【ネタ】

金融日記:新社会人に贈る言葉 金融日記:新社会人に贈る言葉

みなさん、こんにちは。石田武士です。来週からいよいよ新社会人になる方も多いと思います。そこで、僕から新社会人のみなさんに、いくつかアドバイスしたいと思います。がっかりするような話かもしれません。耳が痛い話かもしれません。でも、みなさんにいくつか気をつけてほしいことがあります。それを今日はお話ししたいと思います。

まず、中小ベンチャー系ブラック企業に就職が決まったみなさん。おめでとうございます。しかし、大変きびしいことをひとつ言わないといけません。みなさんはこれから成長する企業に入ったと思い、薄給だが、やりたいことをやれると期待していることでしょう。しかし、はっきりと言っておきます。あなたたちは全くやりたいことはできません。信じれないぐらいに。これは日本の社会構造上明らかなことなのです。

あなたたちは、日本の商習慣というサル山の最下層に組み入れられます。人間社会というのは、無意識の内にヒエラルキーを作り、その力はどんな論理よりも強いものです。本能に根ざしたものだからです。日本社会というサル山の中で、最下層に組み入れられる中小ベンチャー企業が、ちょっと有名になったからと肩で風を切りながら、廊下の真ん中を歩いていたら、上位のサルから次々に攻撃されます。だから、最初はいきがっている新興企業も、すぐにシュンとおとなしくなります。本能的に命が危ないと察知するからです。最近のベンチャー企業は賢いので、起業する前から社会の最下層の人間としての振る舞い方を身につけている会社も多いようです。いずれにしても、起業後数ヶ月もすると、最下層の組織としての自覚を持ちます。少なくとも、そう自覚しているというフリをするようになります。それができない日本の会社は、自ら会社を畳むか、叩かれて潰されて終わりです。幸いなことに、私たちは自由が保証された日本という資本主義の国に住んでいます。私たちは自由です。ただし、大変言いにくいことですが、一度中小下請け企業に入ると、私たちが持っている自由というのは、会社を辞めてもっと再就職もできないキャリアだけです。

たとえ社会の最下層のサルであったとしても、子供のころから勉強も大してせず、いい大学にも入れず、いい会社に入れなかったけど、中小ベンチャー企業に入って心機一転頑張り、これから成長して将来の希望をみてるかもしれませんが、決してそうではありません。ほとんどの中小ベンチャー企業に入った人たちは、友人や知人の一部の上場企業に就職した人たちを羨ましがることが関の山です。

そろそろ時間なので、今回はここまでです。心からみなさんの健闘とご健勝を祈ってます。

やっぱり、本家の方が面白いね。