ソフトウェア開発を生業にしている人は、管理職やマネージャーになってもソースコードを書くべきか

ソースコードを書くべきかについては、マネージャーなどになっても、ソースコードを書いても、書いてなくも良いと思う。なぜなら、仕事の中身や業務次第でどうするかは違うからだ。案件の規模によって全然違うものだとも思う。
個人的には、コードを書くべきかについては、実際にタスクとして書かなくてもよいが、いざとなったら理解できるし、ソースコードも追える方がいいと思う。

WEBアプリ開発を例に考えてみると、ある程度の規模になると、それぞれ得意分野や経歴の違う様々なメンバーたちとコミュニケーションをとり、まとめることが求められる。例えば、企画、デザイナー、アーキテクト、プログラマ、DBスペシャリスト、テスター、などそれ以外にも、顧客、ユーザなどの利害関係者との調整も求められる。そうなるとそもそも、マネージャーとかになってしまうと、自分で持つタスクすら持たず、ひたすら調整に時間が割かれてしまうということも多いだろう。

そうなると、ソースコードを書くべきか以前に、自分が書くことでPJ全体にとって良い影響があるか?について考えないといけない。自分で行いたい衝動を抑えてどうしていくか、それがチームにとってベストなのか、どうなのか。その判断ができてさえいれば、どっちでもいい事だろう。

自分も汎用で、それほど大したコードは書けないが、いざとなるとソースコードを追ったり、理解した方が、素早い対応ができてよかったと思うことはある。すべてを開発者に任せてしまうやり方でも問題ないとは思うが、マネージャーというポジションでも予期せぬ事態が起きた時の対応力ということを考えると、コードを書いたり、読んだりする事は、身を助ける事が多いと思う。

今年35歳になる。この先もずっと技術をキャッチアップして理解し分かり続けていくつもりでいるが、それが実際にどこまでできるか?については分からないというのが本音だ。ソースコードを自分で理解しなくても、マネジメントができている人たちを見ると尊敬する。

今のところ、何か新しいことが出てくると、気が焦りと思ったりしているうちは、やり続けるんだろうと漫然と考えている。
物事を理解して、思うようになることが楽しいというのは仕事の基本だと思っているので、理解できないことだらけの仕事をやっているなと考え出したら、潮時?じゃないかと最近は思うようにしている。