仕事における能力って何だろう

仕事における必要な能力って何だろう?と考える事が最近良くあります。
世の中には様々な仕事があるし、色々な専門的な知識や経験などもあるので、明確な能力の定義が難しいですが、どのような組織でも通用しそうなものとして、指示待ち人間ではなく、自ら仕事内容を理解し、行動し、仕事を創ることができる人は能力が高く、評価されやすいでしょう。

いわゆる手間のかからない人が、重宝されるのですが、手間のかからないポジションになるまでが実は勝負ではないでしょうか。どんなに経歴が素晴らしく、実績が素晴らしくても、新しい役割・ポジションなどで仕事をする場合は、周囲は様子を見てきます。いわゆるお手並み拝見的なノリです。ある程度社会で働くようになると、管理職だけではなく、自分で決断して行動することが必要になってきます。
その時に、運などもありますが、それなりな及第点な仕事ができればいいですが、まったくダメダメでしたという烙印を一度押されてしまうと、次から同じような仕事が来づらいというのがありえます。失敗の仕方にもよりますが、失敗を活かせるタイプかそうじゃないかというのは、何となく一緒に仕事している人達は分かります。*1

そうやって手間のかからないポジション、いわゆるある程度自分で考えてもいいよと言われるような立場で仕事をする人は、その人の能力というよりは、役割からくるポジションをこなす能力がついていきます。自分で決断する、判断する、色々な意見を調整するなどを鍛えることができます。もちろん、職種ごとに専門性も必要になるので、分野ごとの専門性もそれなりに持っているという前提のもとでとなりますが。

会社にもよりますが、責任あるポジションに就いた時には既に年が取り過ぎていた何て事もあるでしょうが、いずれにしろ自分なりの解を作成して、説得できる答えを構築していくのは必要な能力でしょう。

もちろん、指示待ち人間でも仕事がすぐになくなる事はないですが、会社都合で仕事させられた挙げ句、若い世代が入ってきて不要になっていく、給与などが頭打ちになるなどはありえます。会社によっては、そういう年を取っている世代が肥大化しても存在できる企業というのはある意味幸せなのかもしれません。

こんな事を考えていたら、色々なタイプの人がずっと存続していくためには、同じような仕事だけでずっとやれればいいのですが、会社は成長し色々なビジネスを続けて拡大していく方が、不要になる人が少なくなって全体的には幸せな気がします。まあ会社だけじゃなく、国とかもそうかもしれないのですが。

*1:何となくという評価が一番タチが悪いのですけれども