Javaルールブック ~読みやすく効率的なコードの原則
- 作者: 大谷晋平,米林正明,片山暁雄,横田健彦,電通国際情報サービス
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2011/02/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 見やすさを重視せよ
- ネーミングはわかりやすく
- サンプルは鵜呑みにしない
- 同じコードを2度書かない
- 役割は1つに
シンプル・イズ・ベストと言われるように、シンプルなルールの方が分かりやすいが、守るのも難しいものだったりします。こちらは、2004年の出版された「超図解Javaルールブック」の改訂版にあたります。Java6以上が対象で、想定するアプリは、Webアプリやデスクトップアプリなどで、最近Androidアプリを仕事で作ることも徐々に増えてきてはいると思いますが、モバイルデバイス上での開発は含まないそうです。
本書は、実用的に使えるようになっていて、目次からルール一覧を参照でき、各ルールには重要度を5段階で表記しているので基準も分かりやすいので、そのままコーディングルールとしてすぐに使えるものだと思います。一からルールを作らないといけない場合はそのまま使えばいいですし、すでにコーディング標準があるところでも、参考にして追加・改編することでも使えそうです。
こういったルールを単純に決まりとしてだけではなく、そうなる理由をしっかり理解することで、ルール自体を状況に合わせてカスタマイズ、変更することができたほうがよいと思います。
Javaに限らず、プログラミング言語の仕様もバージョンごとにどんどん変わっていきますし、最近は、他言語のよい仕様を取り入れたりなどで、お互いに様々な影響を与え合って最近は進化していると思うので、ルールも状況に合わせて柔軟によりよい方向に変えたいところです。
プログラミングは、動作するためのツールとはいえ、システムの仕様でもあり、読み物でもあると思っているので、後から他人が読むためにルールが統一されていて、可読性が高いというのは非常に大事なことだと思います。
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