ジャスト・イン・タイムの人材戦略 不確実な時代にどう採用し、育てるか

ジャスト・イン・タイムの人材戦略 不確実な時代にどう採用し、育てるか

ジャスト・イン・タイムの人材戦略 不確実な時代にどう採用し、育てるか

本書では、おもに1900年頃からのアメリカの大企業がどういう人材戦略をとってきたかを知ることができます。大企業の方が雇用については、効率良く雇用調達をできているのかと思いましたが、案外そうでもないことは分かります。
社員教育を、企業の成長や戦略などに合わせて長期的に教育して、育てるというのは、先進国などでは今後はモデルとして、あり得るのでしょうか?マックジョブと言われるような、大量生産するためのマニュアル型の仕事であればいいかと思いますが、もうそんな時代は終わってしまっているように思います。
教えなくても、勝手に仕事をできる人材がこれからの時代に必要になってきます。不確実な未来では、確実な教育というものはなく、何が有効的で、効果的な教育なのか、採用方法なのか?定量化して評価することは、非常に難しいものだと思います。
結果的に、目の前の仕事に人をアサインし、業務の中で成長してもらう。各個人がキャリアアップについて研鑽してもらうという方法が、もっとも取られているような気がします。いわゆるOJTと言われるものかもしれませんが。
 
教育されていることは、依存関係にもなるので、将来に渡ってその意図的に教育した仕事があるかどうかは、実は、企業側にも分からないのが本音ではないでしょうか。個人としては、経験を積みながら、自分で考えて、自助努力をするしかできない気がしています。