半値になっても儲かる「つみたて投資」

半値になっても儲かる「つみたて投資」 (講談社プラスアルファ新書)

半値になっても儲かる「つみたて投資」 (講談社プラスアルファ新書)

つみたて投資について、ここまで分かりやすく効果があることだというのを説明した本はあるようでなかったと思います。つみたて投資を愚直にやり始めた当初は、価格の変動に妙に敏感になりがちです。特に購入した時よりも、値下がりした場合には、しかし、本書を読めば値下がりしても、値上がりしてもあまり気にせず、毎月定時定額で愚直に積みたてをある一定期間以上行えば、ほぼ誰でも、殖やすことができることが分かります。
20代〜30代の人たちが投資を行った方がいい理由は、働けなくなるまで、時間というものを味方につけて、複利の効果を存分に活かせることです。つみたて投資は思うに、コツコツと長い時間をかけるというのが大事です。10年より20年、20年より30年と積立てをコツコツしていくと、やがて大きなリターンとなります。もちろん若い世代だけじゃなく、40代以上の人たちでも積立てをやることは意味があると思います。
基本は収入の一部をつみたてに回し、残ったお金で生活するという古くから誰でも知っているシンプルな手法です。しかし、実践するとなると意外に難しいものです。
結局のところ、収入から支出を引いて収支をプラスにする生活を身につけることができれば、半分は投資で資産を増やす事に成功しているといえるのかもしれません。普段の生活では、投資している事すら忘れてしまうし。自分のお金ということすらも、忘れてしまうぐらいが丁度いいのかもしれません。