資産設計塾 外貨投資編―投資フロンティアを広げる外貨攻略法

少し前の本ですが、最近外貨投資に興味があるので、勉強も兼ねて本書を読みました。
最近は特に、円安、インフレになった場合に、個人投資家にとって望ましくない事態が来た時に、自分の資産をどうやって守っていくかというところが気になります。
 
毎月の積立ては、大半を、インデックス投資の株式を国内、外国先進国、外国新興国などに分散して行い、それ以外は、基本的には、日本のネット銀行の定期預金に積立てを行っています。外貨預金などは、昔気まぐれのように海外旅行用だとかで、外貨建ての定期預金などを今思えば無計画と思えるような計画で預けて、結局塩漬け状態になっていたりします。そのときは、ユーロ、オーストラリアドル、米ドルでした。
 
人におすすめの投資方法などを、聞かれたときは、毎月積立て、会社員だったら会社の財形、401Kなどの税制優遇がある積立てを基本的に薦めますが、自分自身はやはり、欲というものがどうしてもあるので、アクティブファンドの投資信託も、個別株も、時折手を出したくなります。宝くじ買うような感覚で。基本的には、リスク許容度は個人ごとに違うので、各人がそれぞれ自分のリスクを把握した上で、リスクとリターンに見合った商品を購入すればいいのだと思います。
 
昔の日本は個人で購入するというのは、非常に難しかった時代で、資産形成というと家、土地を買うのが一番だったのかもしれませんが、現在は資産形成するのに大金も要らなくなり、手間も少なくなりました。将来の年金などの不安など聞かれますが、個人で資産を形成するという選択肢も増えています。本書でも筆者の内藤氏が最後に書いています。

資産設計で重要なことは「最善を望みながら最悪の事態を考えること」です。

 
日本では個人で買える金融商品が、規制緩和などによりものすごい数で増えましたが、まだまだ充分な知識がある個人がそれに伴って増えているか?というとまだまだな気がします。