日本はなぜ貧しい人が多いのか 「意外な事実」の経済学
新潮選書 日本はなぜ貧しい人が多いのか 「意外な事実」の経済学
- 作者: 原田泰
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2009/09/26
- メディア: 単行本
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さて、これからは単なる市井の一意見ですが、これからの社会は、国家に頼るべきところもあるのかもしれませんが、基本的には個人が自由に色々な活動ができるプラットフォームのような存在である方がいいと思っています。現在の日本のように高度に発達した情報化社会は、個人間の情報伝達のスピードを飛躍的に便利にスピーディーにしてくれています。そのインフラをどう使って個人で活動していくかは、おそらく自由です。ビジネスをしてもよいし、娯楽で使って遊んでもよいわけです。
超多様化した時代で、個人毎に考えていることが全然違う世の中になると、多数派、通説と言われているような意見すらどうでも良くなるのかもしれません。そもそも多数決が万能ではないはずなので。少数派でも生きれる時代がこれからは、webなどを介して情報交換、伝達をして生きれるというか、気持ちの発散ができる時代になってきていると思います。もちろんまだまだな気がしますが。
新聞、テレビでの論調と全く同じ意見を言っている人が、自分の周りなどにはいないから、余計にそう思うのかもしれませんが。。。
豊かになった日本で働かないと食えないというよりも、働く事自体が減っている。仕事はどんどん娯楽に絡む仕事がふえていくだろうし、本質的に社会に役立つ仕事自体がどんどん減っていくことでしょう。そうなった時に、不必要なお金を、特定のそれほど必要でもない組織にお金を回して、仕事を生み出し、無駄なサービス、モノを作らせるよりも、個人に最低限の保障を出して、所得のあるレベルまでは、最低限の課税にする。いわゆる負の所得税を考えてもいいと思うし、そうなれば、低所得の若者でも、何でも新しいサービス、ビジネスをたくさん考える土壌が出てくるような気がします。
国が無駄に、お金使う必要ないし、国民の生命を最低限保障するなら、不必要な社会インフラだけにお金使う必要もないし、成長戦略うんぬんを考える必要もない気がします。