イタリア的考え方

イタリア的考え方―日本人のためのイタリア入門 (ちくま新書)

イタリア的考え方―日本人のためのイタリア入門 (ちくま新書)

日本もイタリアのように、経済状況などから見ると、なっていくのか?みたいな事を言われたりしています。あくまで偏った見方ですが、
・男性はひたすら女性を口説き、女性はひたすらおしゃべりをしている
・料理がうまい
・文化、芸術が優れている
・お洒落
・高級ブランド

のようなイメージがあります。イタリアに限らず、どの国に対しても何かしらイメージのようなモノがあって、その枠で国を見るのはいいですが、イタリア人一人ひとりを見るとなると全然違うモノが見えてくるのだと思います。
 
日本以外の考え方に触れると、日本人的思考に無意識に陥っている事に気づかされます。案外違う視点を持つ為には、新しい知識を入れることよりも、違う場、環境に身を置く事の方が早いのかもしれません。どこの国にしろ、ある国について肌感覚で知りたければ、旅行というかその国に行ってみた方が、理解が早いような気がします。旅で生き方が変わるとかではなく。
 
本書を読んでいて、理解していることだけで判断をしないというのは重要な事だなとあらためて思いました。