日本の統治構造―官僚内閣制から議院内閣制へ

日本の統治構造―官僚内閣制から議院内閣制へ (中公新書)

日本の統治構造―官僚内閣制から議院内閣制へ (中公新書)

金融日記で紹介していたので、読みたくなりました。
 
議会、内閣、首相、政治家、官僚、政党など議員内閣制を通して、日本の統治システムを歴史的、国際的比較から、明らかにしています。
 
一言で感想をといえば、日本のシステムは制度疲労しているといった感じでしょうか。政治家が無能うんぬんとかという話ではなく、制度、仕組みの問題の方が大きいと思っています。今の民主党政権を見ていても、また近いうちに、政権のより戻しのような事が起きそうです。個人的には、どこの政権でもいいので長期安定政権を望みますが。あくまでポジショントークです。
 
何をするにしても、スピードと変化を求められる時代ですが、完璧主義がちな日本が苦手とされていますが、実は完璧主義じゃなくて、古くからある文化や倫理観、制度に縛られているだけなのかもしれません。
 
政治の世界以外でも、応用できる考え方がありそうです。