帰省して思ったことなど

福島の浪江町というところが生まれ故郷なのですが、そこへ帰省していました。先日の日曜日11/21日は、B-1グランプリ東北四大焼きそばのイベントと十日町市という浪江町のお祭りと重なり珍しく人がたくさんいました。お昼をそのB-1のイベントで食べようと思っていたのですが、行列で、外に並ぶのも面倒なので、「縄のれん」という浪江町に古くからあるお店に結局焼きそばを食べに行きました。
 
焼きそばは、私にとっては、ソウルフードのようなもので、縄のれんの焼きそばは子供の頃からまるでおやつのように食べてました。今思えば、太めの麺で、粉もので、主なぐざいは、豚肉ともやしだけというシンプルなものです。大人になっても焼きそばは、浪江町で、飲んでるときなどに食べたくなります。さすがに最近は30歳を越えてくると少し少なめで、油控えめなぐらいがちょうどいいような気がします。
 
十日市という地元の祭りは、およそ10年以上ぶりに行きました。毎週末これぐらいの人手が、あれば地方も元気になれるのだろうなあなどと思いつつ。ここも人がたくさんいたので、特に一瞬通っただけでした。商店街は生き残るためには、他と同じことをやってはダメですが、何をやれば成功するかは分からないところもあるので、難しいなあと思います。
 
B-1については、マスメディアの露出が比較的多いので人を集客するという意味では、成功していると思います。
 
日本の田舎は、良いか、悪いかは別にして、大体どこも似通っていて、ご当地グルメ、温泉宿など全国どこもある一定レベル以上のものがあり、後はいくつかのそれなりの観光スポットなどがあるような感じでしょうか。個人的には、料理も美味しいし、安全で安心なところばかりなので、日本の田舎、地方都市はどこも好きですが、一回行けばまあいいかと思うような場所も多いので、観光で、リピート客を掴むというのは、容易ではないとは思います。もちろん何度も行く人はいると思いますが。
 
こんな感じで、生まれ故郷に帰りつつ、今回色々と思ったのが、地方の田舎は大体どこも、公共事業などの、中央に頼った産業構造の体質が現在の状況を作ったのだと思います。かつてのバラマキにより地方が保たれていたから、その額が小さくなると、途端に厳しくなるのが、現状なのだと思います。不景気の煽りをもろに受けるのはやはり田舎のような気がします。
とはいうものの、田舎で生まれ育った人は、結構地元愛があったりするので、そこで生活したいと思う人は多いと思います。生活のしやすさと、仕事のしやすさが、共存できれば理想でしょう。
 
どこで生活するにしても、色々と変化しないと生き残れない時代なんだろうけども、人間は昔から結構同じ生活習慣を持っているので、一度慣れた心地のいい習慣を変えるのは難しいことです。しかし、変化すること事態に慣れるとそれはそれで心地いいんだろうなあ、なんて思った今回の帰郷でした。