都市と田舎、どちらで生活がしたいか

 久しぶりにジョギングで外を走りました。今年の夏は、暑かったのもあって自分の体力では、あの炎天下でジョギングをするのは無理でした。。。約2ヶ月ぶりに、近所を走って来ました。その時に、前とは違う風景が目につきました。


 まず、駐車場から車の数が少なくなっていること。むしろ、募集の張り紙が目立ちます。そして、タイムズなどのパーキングが増えていて、そこにはカーシェアリング用の車が、多いことに気がつきました。休日に今住んでいるマンションの前で、出かけるための準備をしている車も、以前よりもレンタカーが目につくようになりました。


 これは、どう考えればいいのかな?と思ったのですが、勝手に想像してみました。1つは、不景気で、車を所有する維持費を払うことができない人が増えた、あともう1つは、レンタカーやカーシェアリングの方が、安い、そちらの方が、いい車に乗れる。経済的に合理的だからだと、考える人が増えた。
 かく言う私も、今年の頭に、車を手放したんですが、所有に掛かるコストと使用回数で考えると、レンタカーの方が安いと考えたからです。都会は交通網も発達しているし、電車とバスで全く不便なく生活できるからです。もちろんドライブは楽しいとは思いますが、所有してまで楽しみたい娯楽とは思いません。


 長々と、前置きを書いてますが、駐車場の状況を考えていたら、ふと、住むなら都会がいいか、田舎がいいのか?。18歳から東京に住み始めて、東京23区内に引越してからは、約6年ほど。それ以前の18歳までは、福島県浪江町という人口2万人ほどの町にずっと住んでました。結論からすると、今東京に住んでいるのは、都市の生活の方に快適さを感じているし、仕事も東京でしかないので、都市の方で生活したいです。

 地方はどこもそうかもしれませんが、都市型の街以外では、車がないと非常に、不便だと思います。買い物や娯楽施設に行くとかも、すべて車で移動しないと不便でしょうがありません。地方に建つ新しい商業施設なども、車で来るという前提で、作っていると思います。地方は最近、イオンとかジャスコとかの大きい施設がたくさんできつつあります。商店街が生き残るのが難しく、どこの街も同じ様な、行けば何でも揃う複合型のショッピングモールのようなものができつつあるような気がします。
 
 むしろ、昔からの個人商店が軒を連ねる商店街が存続しているところは、人口の多い都市ばかりになりつつあります。地方はこれから増々独自の色を出すのが難しくなるのではないかと思います。こういった現象は、良いことなのでしょうか?悪いことなのでしょうか?個人的には、便利でいいと思いますが。ネットで何でも買える時代ですから、住む場所の制約は、日本ではあまりないと思います。地方の電波事情に関しては、まだ物足りないですが、、、あと、都市でも、地下鉄とかはまだまだですね。
 たしかに、昔ながらのノスタルジーに浸りたい気持ちもありますが、逆に昔からの雰囲気を味わいたかったら、都市の方がそういうお店がたくさん残っていると思います。例えば、吉祥寺なんか昔と今がきちんと混ざり合ってるいい街だと思います。それも、人口の多い東京だからできるのだと思います。


 理想は都市でも田舎でも、どっちにでも行けるのがいいですが、仕事がら、ネットがあれば、仕事はどこでもできると思いますが、実際中々そうも行かないですね。自分がそういう働き方をできるようなのが来れば、楽しそうですが、一度住む場所に囚われない生き方をしてみたいなあ。逆に落ち着かないとかもあるかもしれないけど。
 
 勝手なイメージですが、生き方の多様性と、環境が良く変わり、新しいサービスも生まれやすい都市と、生活スタイルがあまり昔から変わらずに、安定して住める田舎。どっちにもその時々の気持ちで、どちらに住みたいか変わって来ます。自分の場合、たまに田舎に帰りたいと思うのは、理屈じゃなくて、結構本能的なものだと思います。今年もあと3ヶ月程度ですが、いつ田舎に帰省しようかな。