ルワンダ中央銀行総裁日記

ルワンダ中央銀行総裁日記 (中公新書)

ルワンダ中央銀行総裁日記 (中公新書)

 かつてのルワンダ1965年当時の中央銀行の総裁は、日銀出身の日本の銀行マンだった。ルワンダで実際に行った中央銀行の施策とか当時の政府への働きかけなどの具体的な事については、読んでいても良く分からないけども、ルワンダというとホテルルワンダという映画が真っ先に思いついた。あの虐殺があった時よりは、だいぶ前の話になる。
 読んでいて、ふと思ったんだけど、日銀で働いてるとか、政府の財務省などの高級官僚とかっていう知り合いは、まず自分の周りにはいないし、いたとしても自分とかのクラスタでは、出会うこともまずない。日本の政治に思いっきり影響力があるのに、実態はどうなってるんだろ?ってよくよく考えると不思議な感じですね。これだけ個人で情報を発信することが容易な時代なのに。。。と思って、日銀のサイトみたら、ちゃんと行員紹介とかあるじゃないですか。

日本銀行 | 採用2013 | 行員紹介


 ちょうど、円高で政府が為替介入してうんぬんとかって、話はそもそもどこから漏れるんだろうか、マスコミにリークする手配とかをすでに、段取りとかしてあったりするもんなのか、、、実際にこぼれ話も聞いたことがないから、よく分からないなあとか思いつつ、実際知っていても、口外してはいけないものだろうとも思いつつ。。
 
 最近は日銀が批判されてばかりいるけども、この本を読む限り、めっちゃ頑張ってるじゃないですか、、なんて思いますが、本人が書いてる本なんで、関係者がまた別の視点で書くと違ってくるのかもしれないですね。

 日銀は何もしてないみたいな、エコノミストの発言とか聞くと、日銀の中にいる人達はどう思うんだろう、、なんかすごい聞いてみたいけど、逆にそういう議論の場には出ては行けないのか、何なのか。。もっと別の理由もあるんだろうなあ。まあでも個人の意見が、日銀の意見と誤解されるような事態になってもまずいんでしょうね。