喫煙・禁煙について

 先日友人たちと、お酒を飲んでる席で、禁煙したいんだけど、できないという話がでた。私は、禁煙して5年たつが、その間吸いたいと思ったことは1度もありません。
 なんて書くと、意思が強いように思われるかもしれませんが、実際はそんなことはなく、紆余曲折あったので、ちょっと書いてみたいと思います。
 ちなみに、喫煙は、19歳から常習になり、禁煙を本気でしようと思い出したのが、25歳で、辞めれたのが、28歳なのでかれこれ3年かかっているので、自分がいかに意思が弱いかが分かるかと思います。


辞めようと思ったきっかけ
 毎月のコスト、朝起きた時の不快感、匂い、家を出るときに、タバコがあるかチェックして、忘れるとイライラするのが嫌になったとか、諸々です。


取り組んだ禁煙法
 自分が実践した禁煙法は、喫煙の害、習慣化のメカニズムについて徹底的に調べて、本当にタバコは百害あって一利なしとまで思うようになったのは、すぐだったのですが、むしろ喫煙の習慣を直す方が難しかったと思います。
 習慣というのは、恐ろしいもので、1度脳や体が覚えた習慣は、それを行わないと、イライラしたり、落ち着かなくさせる信号を脳に送ってくるような感覚です。口元が寂しくなるというのも、それが原因でしょう。
 これを解消するために、自分がとった行動は、吸いたくなったら、10分間だけ我慢しようと思って、水などを飲むようにして落ち着かせただけでした。意外にも、この吸いたくなったときに、これだけ一瞬心で念じれば、いけるものなんだなと思ったものです。もちろん人によって、やり方は千差万別ですが。
 
 

最大の難関、飲酒の時の喫煙
 しかし、これだけでは、辞めれない最大の障害がありました。上で書いたような禁煙法で、1日〜1週間ほど辞めることは、25歳からの禁煙をやり始めた時にも、すぐにできたのですが、問題は、お酒を飲んだ時でした。お酒を飲むと、ついタバコが吸いたくなってしまい、失敗するということが、何回もありました。
 そして、飲酒の時は、酔っ払うし、心のたがもはずれやすいので、半ば諦めていたのですが、これもちょっとしたきっかけで、いつものように、数日吸わないで、お酒の席があるからお酒を飲んでいるうちに、案の定タバコが吸いたくなり、一服したあとに、物を食べた時に、非常にまずく感じました。その感覚が嫌になってからは、酒の席でもタバコが吸いたいと思うことはなくなりました。


禁煙から学んだこと
 人は、習慣化されたものは、中々辞めることが難しいということです。しかし、タバコなどは、常習化するとあまり良くないものですが、他のもっと良い習慣を身につけることに応用すれば、もっと有効だと気がつくことができました。もっと若い頃に気がついていれば、と思います。
 例えば、勉強や運動などは習慣化してしまえば、継続することはそれほど苦にならないでしょうし、習慣化すると今度は、いつもやっていることを、やらないと気持ち悪くなったりもするでしょう。まさに、喫煙の習慣と同じことではないかと思います。
 
 喫煙することが悪だとは、思いませんが、自分の場合は、喫煙そのものにストレスを感じていたので、辞めただけです。しかし、ストレスを感じることを辞めたときに、新しい発見があったことは、うれしい誤算でした。それと、意思が弱いと思っていたことにも、多少自信を持てるようになったことが禁煙して良かったと一番思えるところでしょうか。