「日銀貴族」が国を滅ぼす

「日銀貴族」が国を滅ぼす (光文社新書)

「日銀貴族」が国を滅ぼす (光文社新書)

 本書は、日銀をこれでもかというぐらいに、こき下ろしている。自分の周りなんかは、日銀で働いてる人なんていないので、実態はどうなってるか?なんて知ることもできないから、こういった本だったり、報道だったりでしか見聞することしかできない。本当にこの辺は、どこまでが正解なのかが自分には分からない。
 日銀が策を行わないのが無能なのか、策を行うことが愚策になるのか。この辺は、一体誰が後で検証するんだろうか。経済学者とかは勿論その辺を、検証するんだろうけど、国民の景況感なんて結構色々な要因に左右されるような気がしないでもない。経済学の理論や常識が、実態の経済にどれほどの、影響を与えてるか、なんて普段考えたこともないけど。なんだか難しいけども、経済活動で社会が動いていることも考えると、無関心でもいられない気がする。
 たまたま、タイムリーな話題で、9/1から日銀と政府の金融緩和策が始まった、合計で総額30兆円という大量の資金を供給することになったそうだ。日本の需給ギャップは、30兆円あると言われているので、その分の30兆円になるのだろうか。投資などをするようになって、こういう事に興味が出てきた訳だから、せっかくの良い機会なので、定期的に日銀と政府が行った今回の、金融緩和策を追って行こうと思う。