仕事とお金と

 
 思いついたことを、たらたらと書き散らしになりますが、先日夏休みで嫁の実家の沖縄で、嫁の方の姪っ子が就職活動中で色々話しを聞いてたら、どんな仕事がしたいか?というよりもとりあえずお金を稼ぎたいのだそうです。まあ当たり前といえば、当たり前なのかもしれません。お金を稼ぎたいってはっきり言える方が実は素晴らしい気がしないでもないです。周りの親戚達は、やりたい事にチャレンジしてみなさいなどとかの意見もありましたが、やりたい事が具体化できていたら、すでに行動に移していることでしょうし、やりたい事=仕事と結びつけることは、なかなか難しいでしょうね。


 さて、どれくらい稼げば人は、満足するんでしょうか。自分の周りをみると、一番多い意見は、好きなだけ使っても、余って残ったら貯金できるぐらい稼ぎたい。というのが結構多い気がします。では、好きなだけ使うってどれくらいでしょう?以前耳にしたことがあるのは、幸福度と収入の関係を見ると、月の収入が100万円までは上がれば上がる程、幸福度は上がるようです。それ以上の金額になると、幸福度に相関関係が見られなくなるそうです。そもそも幸福度なんてその人の主観だから、何を基準にするかなんて難しいもんだとも思いますが。。。


 お金で仕事を選ぶのも難しいし、仕事の中味で選ぶ事も難しい。まあどちらかを優先するか、、それとも両輪でバランス良く選択するのか。この辺の兼ね合いをうまく取ることも大事なことかもしれないですね。


 自分が会社とかに、就職する頃のことを思い返すと、会社に就職して普通に働いてそこそこの年齢、大体30歳前後になれば、結婚して子供もいてとかって生活が普通にできるんだろうなあと漠然と考えていた。しかし、それは、全く甘い考えだったことが分かった。給料はちょっとづつか、まったく上がらないかだし、結婚して子供もできれば、それ相応にお金はかかるけど、比例して給料が上がる保障はまったくない。仕事を長く続けていれば、長年の実績や経験に対しての給料の跳ね返りがあるかもしれないけど、、いわゆる団塊世代に見られるような、結婚適齢期に結婚して、子供を作って、家を買うみたいな生活を漠然と考えているとどれほど大変か。いや、むしろ昔も今もあまり変わらないぐらい大変なのかもしれないけども。普通の生活がしたいって、実はだいぶハードルが高いと思う。


 親世代から受け継いだような幸福感とどう対峙するかで、これからの若い世代は生き方がだいぶ変わってくるんじゃないかなと。親の遺産は親の価値観としてもしぶとく継承してくる場合もあるんじゃないかなと。。