「不安」を「希望」に変える経済学

「不安」を「希望」に変える経済学

「不安」を「希望」に変える経済学

 本書は、リフレ派の立場から、成長戦略と格差縮小の手段を明らかにしようとするものである。
 第1章の成長戦略に関するところは、個人的には賛成。政府が成長分野とか決めれるもんでもないし。戦後の復興期じゃないんだから、お国主導でやるのではなくて、税制を見直すぐらいでいいんじゃないの?
 日銀ダメ派vs日銀応援団な様相を呈してきている気がする。どっちがいいかは結局論より証拠で、見守るしかない在野にいるものとしては、判断がしようがない。政府の成長戦略うんぬんで、税金を無駄遣いするぐらいなら、税制と法制度の見直しをして、市場の競争を促すような方向に持って行って欲しいと個人的には、思う。