当時の教育体制の不備は自分にとって悪いものでもなかった

Linuxの教科書―ホントに読んでほしいroot入門講座 (IDGムックシリーズ)

Linuxの教科書―ホントに読んでほしいroot入門講座 (IDGムックシリーズ)

  • 作者: 高町健一郎,大津真,佐藤竜一,小林峰子,安田幸弘
  • 出版社/メーカー: アイ・ディ・ジー・ジャパン
  • 発売日: 2007/10/06
  • メディア: ムック
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 昔会社で、Linuxサーバに運用を切り替えるなんて時に、読んでた本、Linuxワールドって雑誌を定期購読してた。そういえば、最近技術系の雑誌って減ったよな。。当時、小さい会社だったんで、誰か空いてる人やってみたいなノリで、入門本とか読みながら、try and error しながらやってた頃を思い出しました。まあ古くなったPCにLinuxをインストールして、試しにやってみようみたいなノリだったのも良かったのかもしれません。
 今思えば、試しに色々やって失敗したりすることは良い経験だったのだと思います。怒られる事もなかったのが大きいけど、そもそも誰も管理する人がいない状態で、やっていたのを考えると運が良かったですね。会社からしたら、まったく利益にならないことをさせていた訳ですから。誰も教えてくれる人がいない環境を望む人は少ないかもしれません。実際当時の会社の同僚は、会社の教育体制に不満を持っている人が多かったです。
 しかし、10年以上この世界にいると、本当にできる人たちは皆独学派が多いですし、教えられて何かする人たちよりも、新しい事をやりたいという気持ちが強いですから、誰かに教えてもらうのを待っている人は、その分遅れます。試行錯誤を繰り返してる人たちの方が実力がつきやすいと思います。それだけ、自分の課題・問題に向き合ってる時間が多いからでしょう。
 会社が提示するようなキャリア・スキルだけではなく、自分でどん欲にスキル・知識を身につけて行く事が新しくて、自分にとって喜ばしい何か?に繋がる可能性を高めてくれることがあるかもしれません。