借金を返すと儲かるのか?

借金を返すと儲かるのか?

借金を返すと儲かるのか?

 本書は、「経理や企画部門以外に属している一般の社会人の方々が、会計を使って利益を生み出すことはできるのか?」を探り、そのために身につけるべき会計知識とは、どのようなものかを明らかにすること。を主題に書かれている。
 決算書を作成する必要がある訳ではないが、決算書を見るために必要だったり、日常業務を会計的な視点からみたりということが、必要であるならば、こういった本がいいと思う。中身も、非常に分かりやすい。私は、以前青色で確定申告をしていた時に、貸借対照表と損益計算書は作成していた。実際に、弥生の会計ソフト使って入力していたのは嫁さんですが、個人でも、決算書などをつけていると、実態が把握できるのがいい。無駄だったり、利益を生まない行動があったりとかって分かる。収入が増えても儲からない時もあるっていうのも分かる。

 家計も会計の考え方を入れてもいいと思う。我が家も毎月1回ざっくりですが、家計簿を嫁さんが付けている。いわゆるキャッシュフローみたいなやつ。P/Lは投資の参考にするために、3ヶ月に1回家の総資産表をつけている。株価は厳密には時価じゃないけど。毎月決めた、食費やお小遣い、雑費などは、封筒分けして管理し、投資・貯蓄代は、月次で決めた口座に振込みをする。後は、ルーチン作業で淡々と毎日をストレスないように過ごして、決めた金額で生活する。ローンは夫婦共々の性格上嫌いなのでしない。買いたい物があったり、保険やら家賃の更新代やら、それ用で積立てをするようにするが、欲しい物については、時間が経つと欲しくなくなるものも多いので、その積立ては雑費か予備費として積み立てる。
 家計でのポイントとしているのは、生活の中でどこに重きを置くか、基本的には、仮に収入が増えても生活レベルを上げないようにしている。ロマンチックじゃないけど、そもそも結婚前に、最低生活費についての話を2人でしたぐらい。インフレやらデフレやらで見直す前提ですが。
 生活費・お小遣い以外では、読みたい本を買うとか、投資に回すお金を増やすとかそういう感じ。すでに夫婦の娯楽が本読んだり、勉強会参加したり、ネットで情報収集したりの方が楽しいのかもしれない。
 たまに家族で旅行して、美味いもの食べてとかで間に合ってる気がする。これからは子供への出費が増えそうだから、きっとそっちへお金を回すことになるだろうなあ。たらたら書いたけど、家族の目標だって、会社の目標とか理念とかと一緒だと思うし、目的達成のためには、お金を稼ぐ、資金繰り、やり繰りするって視点が必要でしょうってことで。