日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率

日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率 (講談社プラスアルファ新書)

日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率 (講談社プラスアルファ新書)

 本書は、日本農業弱者論はまったくの事実無根であり、実際に日本農業がどれほどの実力を持っているのかも示している。さらには農業界が直面する本当の課題を提示し、日本農業がさらなる発展を遂げるには何をすべきか、その方向性を提案する。
 スーパーなどに行くと、国産の野菜やら肉がたくさん売れ残ってるし、本当に食料自給率が日本は低いというのは本当なの?と思っていたので、読みたかった本。この手の話が、テレビや新聞からあまり聞こえないのは、何でだろう。こういう議論が活発にされれば、専門家以外の私のようなのも、興味をもって見るのに。どちらか一方に意見が寄っていることを疑問に思わなくなるのって、、、
 こういったある産業、業界を守ろうって話を耳にすると、毎度思う事が、自助努力を求めている割には、規制緩和などで、競争に負けてしまった人たちを、可哀想だみたいな雰囲気にして、日本も世知辛くなったみたいな風潮になるけど、長い目で見れば、自由な環境で、競争する人たちがたくさんいて、業界全体、社会全体が新陳代謝して循環した方が良いと思う。社会の、セーフティーネットみたいなのを用意するのは逆に反対の人が多いのか?
 すべてとは言わないけど、下手なお役人さんたちよりも、民間のサービスの方がよっぽど社会のためにやってることが多いと思うけど。そもそも商売は、買ってくれる客の事考えないと続けられないから。
 
 食べ物で思うのは、国産でも外国産でも、品質が良くて美味しいものであれば、どこで生産されているかは、気にしない。ワインとか、ビールだって国産よりも外国産の方が種類がたくさんあって、美味しいのが多いし。チーズとかバターとかも高すぎるよな、外国産は、日本のよりも美味しいのに。まあ嗜好品には好みがもちろんありますが。食の好みについては、しょっちゅう変わるんだよな。。大人になったら余計そう思う。ずっと好きな食べ物ってないかもしれない。