しゃべらない」営業の技術

「しゃべらない」営業の技術 (PHPビジネス新書)

「しゃべらない」営業の技術 (PHPビジネス新書)

どちらかと言うと、対面のコミュニケーションが得意とか
どうかは客観的判断ができないから置いておいて、対面の
コミュニケーションは嫌いじゃないし、会話することは好き。
なので、仕事とかで話をするのも好きな方。
仕事などでコミュニケーションのハブになるようなことはそもそも
全然苦じゃないし、どっちかというとそっちを求められることが
多いので、引き受けている自分にあまり疑問もなかったのですが。


何となくうまくやれてるような気になってたけど、
それにかまけてもっと効率良く情報共有できる方法があるんじゃないか?
ってことが欠けてることになかなか気がついてないなって最近になって
ようやく思った。
そもそも人柱で、自分を介してコミュニケーションが
成り立ってる状態なんて、良くないですよねえと。


対面で何となくうまくコミュニケーションが取れているからといって
うまく仕事が回っているように感じるのは良くない、実際は
お互いどう思ってるかは分からない。まあどう思ってるかはどうでも
いいとして、情報共有がうまくいくような方法を仕組みとして作れて
ないのがダメだったなあと。今のように、コミュニケーションを取れる
ツールが対面コミュニケーション以外でたくさんあるような時代だと
話すのが苦手だったり、対面で話すことに苦痛を感じるような
人たちの方が新しいコミュニケーション手段を考えて、いろいろ工夫したりするんじゃない
かなと思う。
俺のような話し好きみたいなのはこれからの仕事
では徐々に価値が下がって行くんじゃないかなって思ってきている。
コミュニケーション能力が大事なんてのは過去のものになるかもしれない。

本書もまったく話が苦手な著者が色々と工夫して、トーク以外の
コミュニケーションで成果を出している。しかも圧倒的に、会話上手な人よりも成果出してる。


自分も仕事で最近使いだしたのがある。
情報共有は全部テキストでやっておけよってことで、
最近やってみて良かったのが、別に新しくもなんともないですが
チャットルームを使って、仕事してるメンバー全員が参加してそこに発言するってこと。


誰に聞いていいか分からないこととか、全員にアナウンスしたいこととか、
質問・疑問・相談とか何でもそこにテキスト情報をぶち込むわけです。
全員が同じチャットルームに参加してるから、もちろんノイズ情報があったりして
最初は戸惑ったりするんですが、そこは慣れでどうにかなるもんでした。
この辺は使いながら今後も運用方法や使い方をやり始めてとりあえず成功したけど、
次も同じようにうまく行くことができるかは、ちょっとまだまだ検証とか実績が足りない。
しばらく続けてみたいところですが、今のとこもう前の状態に戻ることはできないはず、
便利すぎて。


しゃべりとか、コミュニケーションでうまくやろうなんても思わなくても、
ツールとか使って、正確にきっちり伝えられればそっちの方がいい。
まあそれぐらい直接話せよってこともなきにしもあらずだけど、数としては少ないと思う。


昔学生時代にアルバイトを飲食店でしてたときも、お店の営業がうまく回る
同士のときは、無駄なコミュニケーションがなくても、良く回ってたなと
思うし、いまも落ち着いてるPJは、静かに皆仕事をしてる事が多いと思う。
活気があるって結構ぱっと見の雰囲気は仕事してそうに見えてるけど、実際は
怪しい事が多かったりするかも。