インターネットが死ぬ日

インターネットが死ぬ日 (ハヤカワ新書juice)

インターネットが死ぬ日 (ハヤカワ新書juice)

新書で1470円でこれが読めるというのはお得かもしれない。
新書にしては高いかもしれないけど、分厚いんで。
図書館で借りた私が言うことではないですが。
ちょっと中身は同じようなことが何回も出てきて
飽きてしまう部分もあるかもしれないですが、、、
ネットのこれからについて勉強したいなら、いい本だなあ
と思います。


プライバシーと、セキュリティの問題についても色々
と書かれていますが、
この辺はどうなんでしょう。初心者が完全に自分で自己防衛しろって
のも難しいし、かといってほっておくとかもできないし。
リテラシーの問題な気がするけど、たしかにここまでネットにつながる
人が増えてくると色々と考えないといけないってのも何となくわかるけど。
日本は高校生にtwitter禁止とか言ってるレベルなのはちょっと残念w
まあ自分が10代の頃に、マスメディアとかジャーナリズムみたいな
ことを公教育で教えてもらえたかっていうとそうではなかったけども。。。
まあそれは今も一緒か。


最近は、ネットの活動がリアルな生活に影響を
どんどん与えてきてる気がする。
ブログの炎上なんかも、どちらかというと有名人のお家芸だったのに
最近は一般の人でもぜんぜん炎上とかありえるし。
そもそも炎上とかってすでにコンテンツ化してる気もしないでもない。
壊滅的な打撃を本人に与えることもあるでしょうが。。
逆にバネになることもあったり。辛辣なコメントがきたりとか。
個人がそういう訓練を自分が望めばできるようになるってのが
いいのか悪いのかはよく分からないですが、娯楽として考える
とこれほど楽しいことはない気がする。観戦してる方でも
参加者でも。まあこういう状況が今後成熟して発言には
皆が過剰なほど気をつけるようになり、ネットもつまらなくなったとかって
のが出てくる時代があるのかどうか。


あと本書を読んで、iPadiPhoneになんとなく自分が感じていた
違和感が分かったような気がした。
iPhoneとかのスマートフォンはおそらくこれから持つ予定だし、
便利だろうから確実に嵌ると思うんですが、、

日本は規制が多いからうんぬんとか思ってたけど、アメリカとかでも
規制しようとかお堅い人たちはちゃんと日本みたいにいるんですね。
シリコンバレーからなんであんなに色々出てくるんだろうって思ったら
むしろあそこの地域の自由さと、発想なだけであって決してアメリカ政府が
どうのこうってことではない気がしてきた。


まあ何となく開発者とかからしたら、閉ざされてるような感じがして
将来的にどうなんだろ?
みたいな話を嫁さんにちょっとしたら、iPhoneにしろ、なんにしろ、
「お洒落で簡単に使えたらどうでもいいよ。」って言われて。
たしかに納得。ユーザーの立場になって考えたら、使い勝手がすべてで
背景の文化とか、考え方なんてどうでもいいんだよなあと。


でもマイクロソフトビル・ゲイツ引退して微妙な感じになったように
ジョブズが辞めるとかってなったらappleだってまたどうなるか分からない
よな。。とか思ったり。