暴走する資本主義

暴走する資本主義

暴走する資本主義

先日twitterで、

労働者であり、投資家であり、消費者でありってのは実は行動を考えると矛盾だらけだな。その辺の理屈まで解説してる経済学の分野ってなんだろ?

とかってつぶやいたら、この本をフォロワーの人からすすめられたので、
早速図書館で予約して読んでみた。

正直、経済学とかって全くもって体系的に勉強したこともなく、学問として
どういう物があるかも分かってないけど、ここ最近は小額ながら投資したりするので、
経済の事も分からないのに、投資うんぬんはないんじゃないかなとか思って
ちょっと経済に関する本を読むようにしているところ。

正直経済学のイメージって社会を分析したり、政策決定者あたりが、
政策を決めるための学問ってイメージがあって、
実際の生活に役に立つのか正直疑問なところはある。
最近は、投資したりすることも以前よりも身近になって、
労働者、投資家、消費者
みたいな属性を一個人がたくさん持てる時代になってるから、
経済の専門家じゃなくても、ある程度の分析力とか知識があった方が楽しいし、
損をしないんじゃないかなとか思う。まあだからって株価の予想ができるとか
そういうのじゃないんですが、話がそれるけど、株価とかがどう決まるなんて
全く想像がつかない。普段の日用品は高い安いの判断がつくけど、企業の株価が
割高、割安なんてのは全くわからない。

矛盾する立場である今の俺とかは、一方で株とかから企業の利益を追求し、
労働者の立場からは雇用の安定を求める。
投資とかやってなくても、年金とか加入してれば、その運用先は株とか債券だったり
するわけだから、自分には関係ないってことはない。

その辺の矛盾を踏まえた上で、いい具合な民主主義と資本主義を織り交ぜた物が
出てくるんだろうか。自分には全く思いつかないけど。

最近政治家とかが、日本の成長戦略みたいな事を言ったりするのを見ると、なんか
無性に萎える。なんとなく日本一国だけでどうにかしようって考えは無理があるような
気がするんだよな。

昔ながらの町並みが消えて、大型スーパーができてしまうことを嘆く人たちの話が出てくるけど
日本も今そんな感じ。東京とか一部の都市圏をのぞくと地方は個人商店が商売やることが
一気に厳しくなった。小泉竹中構造改革で地方が疲弊しているとかって批判されたりしてるけど
そんなに単純じゃないだろうな。実際大型スーパーができて、新しい雇用も生まれる
わけだから。感傷的なものも大きいと思うな。
地方の田舎に行って、イオンとかヨーカドーとかあると安心してしまう。。

どれから読んでいいか分からない、俺みたいなのは
この辺の本からゲートとして入って色々読めるとこから読んでいきたいところ。
ちなみに暴走する資本主義もこの本で紹介されてました。