Seasar2徹底入門
Seasar 2 徹底入門 SAStruts/S2JDBC 対応
- 作者: 竹添直樹
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2010/04/20
- メディア: 大型本
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仕事でS2プロダクトを使い始めてはや1年以上。Struts+Spring+iBatis
とかの構成からSAStruts+S2JDBCとかにしだして、だいぶ便利に楽になったなと思っているけど、
やはり実際使いだすと色々とよそはどんな使い方してるんだろうとか、
一般的にどう考えるべきだろうなんてことを思ったりするんですが、
メーリングリストとか、ネットで断片的にそれぞれ
調べればたいていの事は解決するんだけど、1冊の本で色々集約されているものが
なかなかなかったと思います。
本書は、初めてS2使ってプロジェクトをやるって人から、
中級者から上級者まですべての人対象でオススメできる充実した内容。
なんせ600ページもありますから。
SAStruts+S2JDBCを使って開発する現場には1冊これおいておいて、
開発者はとりあえずこれ読んでおくってことにするといいかもって個人的には思いました。
開発の最初の方で、S2使った開発をした経験してる人が少ないと
どうしてもアーキテクトな人への負担が高くなりがちなので、
本書はその辺を補完してくれそうな気がする。
s2使って開発するときに開発者が抑えたいポイント。自分もよく忘れてポカすること多いけど・・・
・SMART deployでのHOT deploy とCOOL deploy モードとの挙動の違い
・actionクラスの粒度
・s2jdbcでの排他制御周りとか、AOPによるトランザクション制御とか。。
・アプリケーションの共通処理を入れるポイントとか。フィルター、リクエストプロセッサー、インターセプターのどれにいれるか
最近ではテストファースト、テストプログラムを書く習慣をもっと身につけていかなければ
と思っているので、S2Unitとかテストケース書くにもだいぶ便利で、今後もっと使っていかなければ
と思っています。
本書でも13章でユニットテストの部分を割いています。
あとその他のプロダクトとして、
S2Mai、S2Chronos、S2Config、S2CSV、Fisshplate、mobyletなんかも紹介しています。
一つ個人的に残念だったのが、
著者のtakezoeさんもこちらで書いてますが、
S2Cachingとかもちょっと紹介があると良かったなと思いました。
キャッシュの仕組みとかは自前で入れてるところが多いんじゃないかなってのが印象として
あるんだけど、S2Cachingを今度機会があれば調べてみようかな。
あとはCubbyとかも調べてみたいななんて思ったりもしたりしてます。
リファンレンス的な部分も充実してるので、デスクの横にはこの本を置いて参照します。